悩む人
- 夏大根は辛くてまずいって本当?
- 実際に食べた人の反応が知りたい!
夏大根とは夏に収穫できる大根のこと。旬の大根よりも辛く、肉質がよく締まっているのが特徴です。
そんな夏大根ですが、X(旧Twitter)で味がまずいという口コミをけっこう目にします。
そこで今回は、夏大根がまずいと言われる原因と美味しくする方法をまとめました!
- 夏大根がまずい原因は3つ↓
- ①辛みが強い
- ②食感が硬い
- ③筋っぽい
- これらのまずい原因は、正しい下処理を行うことで解消できる
あなたが夏大根でおいしい煮物やおでんを作りたいなら、この記事を読んで損はありません。ぜひご覧ください。
もくじ
夏大根がまずい3つの原因
結論を言いますと、夏大根がまずい原因は次の3つです!
1つずつわかりやすく紹介しますね。
まずい原因①:辛みが強い
夏大根は辛みが強くてまずいです。なぜなら夏大根は旬の大根にくらべて糖分が少なく、辛み成分である「イソチオシアネート」の含有量が多いからです。
そのため辛みが強い夏大根は、大根おろしやサラダには合うものの、煮物やおでんにすると辛すぎて美味しくないといえます。
まずい原因②:食感が硬い
夏大根は食感がかたくてまずいです。なぜなら夏大根は旬の大根にくらべて繊維が太く、肉質が締まっているからです。
- 夏大根:繊維が太くて少ない
- 旬大根:繊維が細くて多い
食感がかたい(=繊維が太い)と、芯まで味が染み込みにくいですからね。夏大根の煮物は、あまり美味しくないといえます。
まずい原因③:筋っぽい
夏大根は筋っぽくてまずいです。なぜなら夏大根は、旬の大根にくらべて繊維が太く、筋が気になりやすいからです。
- 夏大根:繊維が太くて少ない
- 旬大根:繊維が細くて多い
繊維が太いと、火を通しても筋が残りやすいですからね。食感が硬くて味も染み込みにくいし、夏大根は煮物には不向きといえます。
まずい夏大根を美味しくする方法
前述のように、夏大根がまずい原因は
- 辛みが強い
- 食感が硬い
- 筋っぽい
の3つです。
これらのまずい原因は、正しい下処理を行うことで解消できます。
下処理の方法については、それぞれの項目をご覧ください↓
(1) 米のとぎ汁で下茹で
夏大根の激しい辛みは、米のとぎ汁で下茹ですると抑えられます。とぎ汁の成分が、大根の苦みや辛みの成分を取り除いてくれるからです。
具体的な方法はこんな感じ↓
- 大根の皮をむき、好みの大きさに切る
- 鍋に大根を入れ、大根が隠れるくらい米のとぎ汁を入れて火をつける
- 沸騰したら中火で20分ほど煮る
- 大根をざるに上げ、水で洗い流す
これなら夏大根の辛みが緩和され、食感も柔らかくなり、煮物をはじめとした様々な料理に使えますよ。
(2) 酢を入れて下茹で
夏大根のかたい食感は、お酢を入れて下茹ですることで柔らかくなります。お酢に含まれる酵素には、組織を柔らかくする働きがあるからです。
具体的な方法はこんな感じ↓
- 大根の皮をむき、好みの大きさに切る
- 鍋に大根を入れ、お酢50mlと全体がつかる程度の水を入れる
- 沸騰したら中火で20分ほど煮る
- 大根をざるに上げる
これなら夏大根が柔らかくなり、辛みも和らいで食べやすくなります。
(3) 皮を厚めにむく
夏大根の皮を厚めにむくと、筋っぽさがなくなります。なぜなら夏大根の太い繊維は、皮の周辺に多いからです。
皮むきの厚みは3mm程度がおすすめ。ポイントは横に線が入っている部分までしっかり切ることです!
夏大根のふとい繊維を除去すれば、煮物やおでんにしても筋が気にならず、美味しくいただけますよ。
夏大根の人気レシピ
正しい下処理で嫌なクセが減った夏大根は、定番レシピの「大根の煮物」にするのがオススメです。こちらでは、夏大根の煮物の人気レシピを紹介します!
- 大根:1/2本
- にんじん:1本
- 鶏もも肉:250g
- 米のとぎ汁:400ml
- みりん:大さじ1
- 片栗粉:小さじ1
- ほんだし:大さじ1
- めんつゆ:大さじ2
- 砂糖:大さじ1
- 塩:少々
- 醤油:大さじ1
- 水:250ml
- 大根とにんじんを一口大に切る
- 小鍋にとぎ汁を入れ、中火で大根を下茹でする
- 鶏もも肉を一口大に切り、みりんと片栗粉を揉みこむ
- 鍋で大根とにんじんを軽く炒め、鶏もも肉を加えて色が変わるまで炒める
- ほんだし・めんつゆ・砂糖・塩・醤油・水を入れ、汁が減るまで煮たら完成
夏大根がまずい原因まとめ
今回は夏大根がまずい原因を紹介しました。最後にもう一度、原因と解消法をおさらいしましょう!
- 辛みが強い
- 食感が硬い
- 筋っぽい
- 米のとぎ汁で下茹で【辛み・硬さを解消】
- 酢を入れて下茹で【辛み・硬さを解消】
- 皮を厚めにむく【筋っぽさを解消】
↑の下処理を参考にすれば、夏大根の嫌なクセが和らぎ、大根おろしやサラダはもちろん、美味しい煮物もつくれます。
旬の大根のように、芯まで味が染み込んだ煮物に仕上がるので、ぜひお試しください。
以上、『夏大根がまずい3つの原因!美味しくする方法も紹介』でした!